’06年6月例会

日 時: 平成18年6月10日(土) 
参加者: スーさん、ingさん、かっちゃん、まっちゃん、かりまつさん、Reikoさん、せんちゃん(♀)、ヤス、ゲストNさん

6月の定例会は、3月に上八木で植林したスギ、ヒノキの草刈作業です。
◆9:00 スーさんの自宅に集合。
スーさん家の茶畑で採れた一番茶をみなでごちそうになりながら、朝のイップク。そんな私たちの前にめずらしいお客さんが登場しました。
いつもは樹上の高いところから綺麗な声で楽しませてくれている「オオルリ」がすぐそばにやってきたのです。 畑の野菜に集まる青虫を狙って、地表近くまでやってきたようです。

さて、今日の参加予定者のうち、せんちゃんの姿が見えなかったのですが、ぼちぼち現場に移動することにしました。

現地につくと、いきなり目に飛び込んできたのは、茶色く枯れたヒノキの苗木でした。シカなにかにやられたのか、それとも、植え方が悪かったのか???

短い期間にも草の成長スピードはとても早いですね。洞沿いの部分は、水分があり、他に比べて草の成長も早いようです。そこを中心的に、幼木を覆う雑草を坪刈りしていきました。
草の中には、ウルシ、ツタウルシ、ヌルデ、通称かぶれのき(正式名は不明)など、ここぞとばかりに繁茂し、初めは少し躊躇…。しかし、はじまってしまえば、なんのその! あたりを気にしつつも、鎌を持つ手についつい力が入っていきました。みなさん、次の日、カブレは大丈夫でした?

そんな嫌らしい植物だけではなく、コアジサイ(右)、ミゾホウズキ(中央)、イナモリソウ(右)などの可憐な花を咲かせる植物たちとも出会えました。

途中、せんちゃんとかっちゃんが遅れて登場。
せんちゃんは心配してたとおり、森トピアで作業があると勘違いしていたのです。誰もいない森トピアで、一人寂しく、買ったばかりのチェーンソーで端材切りをしてたそうです。そこに、かっちゃんが登場。せんちゃんは神にもすがる思いで、かっちゃんにしがみつき、後について上八木の現場までやってきたのでした(^^ゞ

◆12:00
昼食はスーさん家でご馳走になりました。野菜スープと新鮮サラダ。とても美味でした。
スーさん家の母屋は、まもなく建替えのため解体するとのこと。その前に、皆でじっくりと見学させていただきました。家への思いを語るお父さん、お母さんの眼差しがどこか寂しげでした。

◆午後からも引き続き草刈作業。
ヤスはこの間に少し抜けだし、奥さんに教えてもらった堆肥置き場でカブトムシの幼虫を5匹ゲット。ソウタくんへのお土産にしました。

◆午後3時。少し早めに本日の作業終了。


《おまけ》

ここで解散としましたが、時間のある人だけ、以前に実施した「巻き枯らし間伐」の現場に向かいました。その後の様子を観察しに行きました。
現場は、写真のとおり。あきらかな差がみられました。
巻き枯らし間伐を行った樹木は、確かに立ち枯れしているものの、地表に届く光の量はまだまだ少なく、林床には緑の植物があまり見られません。依然として薄暗い印象のままでした。
かたや、通常の間伐を実施した箇所(手前)では、林内は明るく、青々とした下層植生に覆われていました。

ヒノキ林の巻き枯らし間伐では、下層植生が回復してくるためには、かなり時間がかかりそうな気配でした。
(記録者:ヤス)
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