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『都会の風を森へ!森の風を都会へ!』

足助きこり塾とは・・・


人の手が入らず荒廃が進む人工林。ひょろ長く弱々しい樹木は、時に想像をこえる自然災害をもたらします。 私たちは、放置された人工林を、風と光が差し込む自然豊かな健全な森林にするため、素人でもできる森づくりの知識と技を学んでいます。

足助きこり塾は、森林ボランティアのメッカと言われる伊那市のKOA森林塾で学んだ仲間と森林に興味をもつ様々な仲間が集まり、2001年12月に産声をあげました。幸いにも、旧足助町唯一の専業林家である"スーさん"のご好意により足助町内の素晴らしいフィールドをお借りすることができ、ここを「森トピア」と名付け活動の拠点としました。

この「森トピア」は、スーさんが生業とする林業で単一樹種による画一的な人工林を作ってきたことへの償いの気持ちもこめ、広葉樹を多く取り入れた針広混交林への転換を進めると同時に、沢周辺の樹木をおもいきって整理し光を取り込むことで、多くの動物や植物が生息する生物多様性に富んだ湿地の復元にも取り組んでいます。 また、「アマチュアの森」は、私たち森づくりボランティアが間伐から搬出までの一連の作業を実践する場として提供してもらい、森づくりの技術と知恵を学んでいます。

ほんの少しの知識と技術があれば、素人でも山林は手入れできるのです。健全な森をつくれるのです。
私たち森林ボランティアの力は微力です。しかし、この活動が大きなうねりとなったとき、 日本の山の現状はきっと変わるはずです。

都市からの風と、山村からの風。
互いの風が行き来し交わることにより、よどんだ空気が動き出します。
都市と山村の交流を通して多くの人々が森に関心を持ち、放置された山々に危機感を感じ、 そして、森の為に何かをしたいと思い行動に移したとき…

  きっと「大きな風」が吹くでしょう。

「都会の風を山へ、山の風を都会へ」

私たち足助きこり塾は、そんな「大きな風」への願いを込めて、 いろいろな種を蒔いていきたいと考えています。


2001年12月9日

森づくり 環境 木づかい 交流
森づくり 環境 木づかい 交流
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